傘の種類は大きく分けると長傘と折り畳み傘で、それぞれ用途別のメリットが存在します。折り畳み傘はコンパクトで軽量に作られており、持ち運びが簡単なことから、カバンに入れておけば突然の悪天候にも対応できて便利です。長傘は雨傘とも呼ばれ、しっかり広がるサイズで身体を雨から守ることができ、降水確率が高い場合や、すでに降雨の中を外出する際におすすめです。コンパクトであることが重要な折り畳み傘に比べ、長傘はサイズ展開が豊富で種類も多いことから、大きく身長や肩幅に合わせた種類が選べます。
使い勝手の良い長傘を選ぶポイントとして、最も重要なのがサイズです。傘の大きさは全長・親骨・直径で表され、主に親骨のサイズで自身に合った種類を選びます。レディースの場合、標準的なサイズは55cmから60cm程度で、メンズの場合は65cmから75㎝程度がスタンダードです。身長が高いほど傘の大きさも必要となりますので、背の高い方向けや余裕のあるサイズが欲しい方向けに親骨が100㎝ほどのビッグサイズもあります。
親骨のサイズが同じであっても、骨の数が多いほど傘の面積は広くなるため気を付けましょう。長傘の重さは骨の素材と数によって左右され、一般的に上質な素材ほど重くなる傾向があります。軽量な素材としてはカーボンやグラスファイバーがあり、軽くて扱いやすいのが魅力です。しなりに強い特徴がありますが、一方でジョイントなどに負荷がかかりやすく、軽い代わりに耐久性や見た目の重厚感などはスチールよりも劣ります。